「心優-CotoyuSweets-」さんへのインタビュー
concept
もし女の子が生まれたら「心優（ことゆ）」と名前をつけたかったことから、心が優しい子になってほしいという願いを込めて「心優」と名付けました。
commitment
保存料、着色料、白砂糖を使わず、身体に優しいスイーツを作っています。
message
「私たちの平戸島にはこんなに素晴らしいものがあります！」ということを伝えたいです！
Q1早速ですが、おすすめ商品を教えていただけますか？
今一番人気は「キャラメルブリュレ」です！ 通年でとても人気があります。
Q2「キャラメルブリュレ」を作る上で、どのようなこだわりを持っていますか？
当店の拠点は長崎県の平戸島で、ここには西洋菓子の歴史が根付いています。江戸時代の鎖国の時代には、この地が貿易の中心地だったんです。その豊かな歴史に触発されて、私たちは素材へのこだわりを大切にしています。たとえば、地元長崎県産の新鮮な卵を使ったり、市場ではなかなか手に入らない特別な砂糖を選んでいます。一般的な白砂糖は使わず、体に優しい甘さの砂糖を使って、お客様に安心と美味しさをお届けしています。
Q3とても丁寧な素材選びですね。キャラメルブリュレの特徴について教えていただけますか？
素材にこだわったプリンの生地と平戸島で唯一の酪農家さんの新鮮なミルクをキャラメルソースにしてプリンの上に乗せ、表面をキャラメリゼしています。素材へのこだわりや、菓子の島から届けるというストーリーが、このスイーツに込められています。
Q4開発にかかった時間はどのくらいですか？
発売から累計で11万本ほど売れていますが、発売は2017年ごろでした。ヒットするまでの時間は意外と短かったです。もちろん、試作と思考錯誤は何度もありましたが、平戸島の素材の良さがあったので、そこまで難しくはありませんでした。
Q5ご出身も長崎なのですか？
私は平戸島で生まれ育ちました。一時は外出ていましたが、ここに戻ってきて、専業主婦から起業しました。地元の素材の素晴らしさや、歴史を伝えることが、私の目的です。
Q6お店を始めるまでの経緯を教えていただけますか？
子どもを産んだ時に起業を決めました。平戸島の魅力を伝え、地域課題を解決する方法を模索していました。経験もなく、資金もなかったですが、平戸島の素材を活かす方法を考えました。パン作りやSNSを通じたレシピの発信を経て、自分に合ったスイーツ作りにたどり着きました。
Q7それが「心優スイーツ」の始まりなんですね！ ブランド名に込められた意味は何ですか？
もし女の子が生まれたら「心優（ことゆ）」と名付けたかったんです。心が優しい子になってほしいという願いを込めて名付けました。
Q8多くの方に商品を届けるために、通販以外にどのような工夫をされていますか？
通販は売上の一部ですが、別ブランドを持っていて、イオン九州やJR九州、デパートなど、様々なカタログギフトに掲載しています。企業向けにも掲載をしています。さらに、アジア市場への拡大にも着手しています。
Q9地域資源の限界を超えて、多方面に展開されているんですね。Instagramの活用についても教えていただけますか？
Instagramはカタログのように運用しています。投稿数は減っていますが、写真撮影や商品の開発は私が直接行っています。私はコンサルティング会社も持っていて、ディレクションのアドバイスもしています。
Q10すごいですね！投稿されているお写真はプロのカメラマンに依頼されているのですか？
全部iPhoneで撮影しています。地域の環境を考慮して、スピード感を持って運営しています。どうやってスマホでスクロールを止めさせるか、通販ページに誘導するかが重要です。
Q11今後力を入れていきたい新商品や、お店の展開について教えていただけますか？
当店は引き続き「プリン」と「タルト」に力を入れていきます。タルトは佐賀県産の小麦粉と平戸育ちの小麦を使って、ザクザクとした食感が自慢です。それに自家製のチーズクリームやカスタマイズ可能なトッピングで、様々なフレーバーを提供しています。
Q12商品を作る際のポリシーについても教えていただけますか？
私にとって「商品は感動するほど美味しいか」、「一生売り続けたいと思えるか」この二つが合格ラインなんです。自分の名前を冠するブランドだからこそ、愛着と自信を持って提供しています。
Q13それはお客様にとっても魅力的ですね。 今後の展開についてはどのように考えていますか？
現在の商品ラインナップには、こうした思いを込めていますので、これを守りつつ安定的に提供し続けることが大切だと考えています。 そして、新しいブランドの開発やフランチャイズ店舗との協力も視野に入れています。今後も幅広く伝えられるように頑張ります。
Q14続いて、お店を経営されていてこれまでにいろいろな経験があったと思いますが、特に嬉しかったことや気づきを教えてください。
嬉しかったことはやはりお客様が「美味しい」と言ってくれることです。自分たちの作ったものが認められるのは本当に嬉しいですし、お客様との共感や繋がりを感じます。
Q15お客様との繋がりを大切にされているんですね。
平戸島の人たちが喜んでくれるのも嬉しいです。私たちの活動がメディアで取り上げられることが増え、地域の人たちも「平戸島がこんなに評価されるんだ」と再認識してくれています。地域の価値を再発見するきっかけにもなっているんです。
Q16地域の人々にも影響を与えているわけですね。
そうですね。地域にいると「ここには何もない」と感じがちですが、実際にはたくさんの素晴らしいものがあります。それを言語化し、発信することで地域の人々の認識も変わってきます。
Q17最後に、お店からお客様にメッセージをお願いします！
「私たちの平戸島にはこんなに素晴らしいものがあります！」ということを伝えたいです！ お客様がInstagramで見て楽しんでいただいて、もし何か気に入ったものがあれば、購入しなくても「いいね」をしてくださったり、コメントをくださったりするだけでも、私たちにとっては大きな喜びです。
閲覧いただきありがとうございました！🌠
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